連敗中です。
以前にも書きましたが、今も父はよく私に、ゲームをやろう!と声をかけてくれます。
いいね、やろうやろう。と私もご機嫌で準備をします。
すごろくゲームが私も父も大好きなのです。
でも、父が車いすの生活になるまで一度もそんな話をしたことはありませんでした。
二人ともが大好きなゲームなのに一緒に遊んだこともありませんでした。
今はお互いに暇があったら遊んでいます。
父はゲームが強いです。
勝った父はいつも、勝ったからあれが欲しいとおねだりをしてきます。
ハンバーガーであったり、お菓子であったり、なんでもないものが大半です。
先日は、勝ったから携帯電話がほしいなと言いました。
伝えたいと思ったことをその場で伝えないと忘れてしまうから。
メモに書くのは難しく、文字を書くのは自信がないから。
私もずっとそばに居られるわけではありません。
父の顔も見られない日もあります。
そんなとき、私は不安でならないのです。
携帯、あってもいいかなぁ。
でも、大丈夫かなぁ。
自分の中でいろんな不安が浮かびます。
どちらの不安をとるか、悩んでしまいます。
自由って何だろう?
安心って何だろう?
父の気持ちを尊重しながら、責任を持って決めていきたいです。
横断歩道
車椅子を押して横断歩道を渡るのが苦手です。
左折してくる車がとても怖いです。
道路の傾斜と歩道の段差を感じながら、こちらに来る車を意識しながら渡るのが、怖くてなりません。
車椅子が道路の段差で揺れるたび父が怖がって声をあげます。
悲しい気分になります。
父の体重は私より重たいです。
角度の浅い傾斜であっても体を持っていかれそうになります。
1センチ程度の段差であっても、乗り上げるためにわたしの体重の殆どを車椅子にかけなければ持ち上がりません。
もっと練習しなければなりません。