日々の

愚痴と悩み

幻想の中を生きる



元気だった時の父に、誰かに嫌なことをされたり怖い思いをさせられたりしたとき、通報したり指摘したりするのは、何も利益がないし、苦しい思いをするだけだと愚痴ったことがある。

父は、「自分の正義を貫いて押し付けた方が、自分と同じ思いをする人を少しでも減らせたと思えて気持ちがいいし、強く主張すれば自分の正義がまかり通るから、声は大きい方がいい」って話してくれた。

私はその考え方で行動すると、周りに自分の気持ちが思うようには伝わらなくて好きじゃないから、「自分が嫌な思いをしたことも価値があると思えるようになるからだ」と、父が話してくれたってことにして、

自分と違う価値観の父がいることを否定して、今、生きている。